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重要ポイント

中国における商標登録の総費用は、1クラスあたり通常¥1,500〜¥3,000(CNIPA公式手数料¥300+代理人費用)です。 正確な費用はクラス数、商標の複雑さ、異議申立や拒絶理由通知が発生するかどうかによって異なります。本ガイドでは、すべての費用要素と隠れたコストを詳細に解説します。

CNIPA公式手数料

基本出願手数料

項目手数料(¥/人民元)
1クラスあたりの出願手数料(10項目まで)¥300
10項目を超える追加項目(1項目あたり)¥30
電子出願割引なし(2026年時点)

注記: CNIPA公式手数料はクラスごとに課金されます。3クラスに出願する場合、公式手数料は ¥300 × 3 = ¥900 となります。

その他の公式手数料

手数料の種類金額(¥/人民元)
異議申立¥500-750
拒絶査定不服審判(TRAB)¥1,500
無効審判請求¥1,500
不使用取消審判¥1,500
名義変更(譲渡)¥500
更新(10年ごと)¥1,000
登録証再発行¥50

代理人費用

中国に住所または事業所を持たない外国出願人は、中国の商標代理人を通じて出願することが法律で義務付けられています。

標準的な代理人費用(RTMCN)

サービス費用(¥/人民元)
商標調査+出願(1クラス)¥1,200-2,000
追加クラス(1クラスあたり)¥500-800
中国語商標考案・戦略策定¥500-1,500(任意)
異議申立対応(防御)¥2,000-5,000+
拒絶理由通知対応¥1,500-3,000
更新手続(1クラス)¥1,000-1,500

総費用の例

出願タイプCNIPA手数料代理人費用合計
基本(1クラス)¥300¥1,200-2,000¥1,500-2,300
3クラス¥900¥2,500-4,000¥3,400-4,900
基本+中国語商標¥300¥1,700-3,500¥2,000-3,800
異議防御が必要な場合¥300 + ¥500-750¥1,200-2,000 + ¥2,000-5,000¥4,000-8,000+

隠れたコストと追加費用

1. 翻訳費用

必要な翻訳:

  • 出願書類の中国語翻訳
  • 商品・サービス説明の中国語翻訳
  • 外国語書類の認証翻訳(必要な場合)

費用の目安: ¥500-2,000

RTMCNの対応: 標準出願パッケージに翻訳が含まれることが多い

2. 優先権主張

内容: パリ条約に基づく優先権主張(6ヶ月以内)

追加費用: 優先権証明書の認証・翻訳費用

費用の目安: ¥500-1,500

3. マドリッドプロトコル(Madrid Protocol)経由の指定

内容: 国際登録に基づく中国指定

CNIPA手数料: 直接出願と同じ ¥300/クラス

WIPO手数料: スイスフラン(CHF)建て

手数料項目金額
基本手数料CHF 653(白黒)/ CHF 903(カラー)
指定手数料(中国)CHF 100
追加クラス手数料CHF 100/クラス

注記: マドリッド経由は初期費用が低い場合もありますが、基礎出願に依存するため、セントラルアタック(基礎出願が無効になると全指定国で無効)のリスクがあります。

4. 異議申立・無効審判関連

自己が異議を申し立てる場合:

  • CNIPA手数料: ¥500-750
  • 代理人費用: ¥3,000-8,000

異議を申し立てられた場合(防御):

  • 代理人費用: ¥2,000-5,000+
  • 証拠収集費用: ¥1,000-3,000

5. 不使用取消リスクへの対応

背景: 登録後3年間使用しない商標は、第三者による取消審判の対象となります。

予防コスト: 使用証拠の定期的な収集・保管、モニタリング

異なるビジネス規模での費用

スタートアップ・個人事業主(1〜2クラス)

推奨パッケージ:

  • 基本商標調査+1クラス出願
  • 中国語商標考案(任意)
  • 合計: ¥1,500-3,000

優先事項: 最も重要なコアクラスを確実に保護

中小企業(3〜5クラス)

推奨パッケージ:

  • 包括的商標調査
  • コアクラス+関連クラス出願
  • 中国語商標戦略パッケージ
  • 合計: ¥3,400-6,500

優先事項: 現在の事業範囲と近い将来の拡大をカバー

大企業・多国籍企業(6クラス以上)

推奨パッケージ:

  • 完全な商標調査・分析
  • 戦略的クラス選択
  • 防御的登録
  • 中国語商標ポートフォリオ構築
  • 合計: ¥6,000+

優先事項: 包括的保護と競争優位の確立

費用対効果を最大化する戦略

戦略1: 適切なクラス選択

原則:

  • まずコアビジネスクラスを特定(必須)
  • 関連クラスはコストとリスクのバランスを考慮
  • 不要なクラスへの出願は避ける(コスト増)
  • 将来の事業拡大計画を考慮

費用節約効果: 不必要なクラスを省くことで ¥500-2,000 節約

戦略2: 事前調査の徹底

実施内容:

  • CNIPAデータベースでの完全な先行商標調査
  • 類似商標の有無を確認
  • 中国語表記のリスク評価

費用節約効果: 拒絶による再出願費用(¥1,500-3,000)と時間(10-14ヶ月)を節約

戦略3: 一括出願

利点:

  • 複数クラスを同時に出願することで管理コストを低減
  • 優先日を統一
  • 代理人との一括交渉が可能

費用節約効果: 管理コストと時間の節約

戦略4: 長期的な商標ポートフォリオ計画

アプローチ:

  • 3〜5年の商標戦略を策定
  • 更新期限を管理し、失効を防止
  • 不使用取消を回避するための使用証拠の定期的収集
  • 市場変化に応じたポートフォリオの見直し

費用節約効果: 緊急対応コスト(¥2,000-5,000+)を回避

他国との費用比較

国/地域公式手数料(現地通貨)総費用の目安(USD)保護期間
中国(CNIPA)¥300/クラス$200-400/クラス10年
米国(USPTO)$250-350/クラス$500-1,500/クラス10年
EU(EUIPO)€850(基本)€1,200-2,00010年
日本(JPO)¥12,000/クラス$300-600/クラス10年
韓国(KIPO)₩62,000/クラス$200-400/クラス10年
シンガポール(IPOS)S$280/クラス$300-600/クラス10年

結論: 中国の商標登録費用は国際的に見て競争力があり、特に代理人費用の透明性が高いRTMCNを利用する場合、費用対効果に優れています。

次のステップ

ソースリンク

  • CNIPA Official Website: http://www.cnipa.gov.cn/
  • China Trademark Law: http://www.cnipa.gov.cn/art/2019/11/1/art_53_1492.html
  • Nice Classification: https://www.wipo.int/classifications/nice/
  • WIPO Madrid System: https://www.wipo.int/madrid/en/

免責事項: 本記事で提示された費用は2026年6月時点のものであり、変更される可能性があります。本記事は情報提供のみを目的としており、法的助言を構成するものではありません。正確な見積もりについては、資格を有する商標代理人にご相談ください。